晩秋の橘湖
晩秋の橘湖
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どしゃぶりの雨の朝を迎え、今日はどうなることかと心配しましたが、みなさんが集合するころには、晴れ間が現れました。スタート地点である薬師寺神社で安全と健康をお祈りした後、橘湖を目指して出発しました。
雨のあとは、空気が澄んで鳥たちも喜んでいたのか、アカゲラやコゲラ、ゴジュウカラなどのカラ類など、たくさんの鳥たちがさえずりとともに姿を見せてくれました。また、足跡や糞などの痕跡を発見でき、エゾジカやエゾタヌキの生息も確認できました。
ホウの実、マユミ、ツルリンドウ、ヤマブドウなどの秋の恵みと出会いながらの散策。紅葉は終わりかけでしたが、足元には色とりどりの葉っぱが私たちの道案内となりました。
岩と火山灰の多い山道をゆっくりと時間をかけて登り、ほどよい疲れを感じた頃、頂上に到着。
見下ろす先には、すっくと立つ外輪山に囲まれた橘湖が私たちを待っていてくれました。湖まで山道を下りて、湖面の側で景色を眺めながら昼食をとり、さらに湖の周りを一周しました。
5人の参加者がいると、感じることも見える世界も多様でおもしろい!ガガンボの雌をめぐる争いのドラマ(昼ドラ級?)、対岸の木のシルエットがシカに見える発見も楽しめました。
帰り道は、噴火から開拓の歴史まで思いをはせているうちに、さらに憶測や疑問が膨らみ、話しが大盛り上がり。みんなで同じ時間、空間を共有したからこその見え方や感じ方の違いがまた印象的でした。
この地域の誇れるところをこれからも一緒に大切にしていきたいですね。