B-NAG's blog

地元のたからものを発掘しその素晴らしさを発信していく、登別アクティブガイド協会(B-NAG)のさまざまな『旅のカタチ』。

クッタラ古道をゆく

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いにしえの道、クッタラ古道

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4名のみなさまと、倶多楽湖までの旧道を歩いてきました。

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 ヒメマス養殖事業や安山岩の切り出しなどに使われていた、白老町虎杖浜から倶多楽湖までの約3キロの道のり。途中は数多くの樹木を見ることができます。かつて、炭焼きもされていたため大木の切り株が残っています。また、今ある樹木は何本にも分かれていて、一度伐採された切り株から出た芽が大きくなったものと考えられます。

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今は静かな森の中ですが、馬車や人が入っていたことをうかがい知ることができます。 

昨晩より雪が積もりました。

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入り口のオンコの木と山神さまにご挨拶して、木々や残っているクサギやサンショウの果実などの香りを楽しみながら登ること約1時間。湖が見えてきました。

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火山でもある倶多楽湖周辺の山は標高が400~500mで、丸い湖は火口湖としては小さいためカルデラ湖とされています。外輪山のピークを越え、湖まで150mくらい下りました。夏期は観光道路として車で来られる道がありますが、登ってきたことと、観光道路は閉鎖しているため貸し切り状態から、特別な場所へ来た気分になれます。旧道は出口にも入口同様にオンコの木が並んでいます。

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記念写真を撮り昼食休憩。白老町の中華食堂「杏(あん)」さんの餃子でスープです。少しは体が温まったでしょうか。

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湖では羽を休めているミコアイサホシハジロを観察し、帰りは観光道路を進みます。

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歩きながらシカやイタチの仲間、ウサギの足跡を辿ったり、チシマザサとクマイザサを触り比べてみたりしました。

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参加者からは、「木にも皮や形など違いがあることに気づきました」や、「冬の山に初めて来ましたが楽しかったです」という感想がありました。

次のツアーもお楽しみに!

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Today's Nature Guide/ J.Horie H.Hoshi